四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(4月15日発表)

が神戸電鉄(9046)

2004年3月期以来、20期ぶりに配当を実施するのが神戸電鉄(9046)だ。同社は財務体質の強化を最優先として配当を見送ってきた。不動産事業などの強化なども奏功し、コロナ禍でも利益剰余金や自己資本比率が向上。主軸の運輸業も回復軌道に乗っていることから、1株当たり年間10円の復配を決定した。

シンクロ・フード(3963)

飲食店向けに求人や食材仕入れ等の情報サイトを運営するシンクロ・フード(3963)は2016年の上場後初めての配当を実施する。財務体質の強化と事業拡大投資を優先してきたが、2024年3月期は売上高、営業利益、当期純利益のいずれも過去最高額を更新する見込みで、継続的な利益還元が可能との判断に至った。2024年3月期の1株当たり年間配当金は10円を予定する。10円のうち5円は設立20周年記念配当だ。

UTグループ(2146)

製造業への派遣・請負大手のUTグループ(2146)は株主還元方針を変更し復配する。2023年3月期は自己株式の取得で株主還元を実施し、配当は実施しなかった。30%の総還元性向(自己株式取得と配当金の支払いの合算)を株主還元方針としていた。これを配当性向60%に改め、2024年3月期の1株当たり年間配当金は93.03円を予定する。