四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(6月23日発表)

日本郵船(9101)

2022年度決算が好調だった業種に海運業がある。上場する海運業11社のうち、7社が過去最高益を更新。国内海運首位の日本郵船(9101)の当期純利益(最終利益)は2年連続で1兆円を超えた。

日本郵船に商船三(9104)

近時の海運業を振り返ろう。2021年の春先から、日本郵船に商船三(9104)、川崎汽船(9107)を加えた海運大手3社の利益の急伸が、投資家の関心を集め始めた。海運業の高収益を生み出してきたのは、高騰した海運市況(傭船料)だ。

飯野海運(9119)

翌2022年度は海運市況が下落し、各社の業績も縮小するとみられていたが、あにはからんや、旺盛な海運需要と円安で業績を伸ばし、既述のとおり7社が最高益を更新した。飯野海運(9119)などの中堅海運も好調を維持した。