7月14日これが今日の有望カブだ銘柄

上昇率は、2021年12月30日終値と2022年6月30日の終値を比較して算出した。両日に取引が成立しなかった銘柄は、それぞれ直近に成立した株価を用いている。集計期間中に株式分割、株式併合などが実施された銘柄は12月30日終値を遡及調整した。外国銘柄、REIT、ETFなどは集計対象外にした。

マツモト(7901)

2022年上半期の株価上昇率は1000%を超え、半年間で「テンバガー(10倍株)」に成り上がった格好だ。

同社が6月8日に発表した今2023年4月期予想の営業利益は6000万円。7期ぶりに営業黒字へ復帰するこの予想が材料視され、買いが殺到。ストップ高を交えて急騰し、6月28日には2万1450円の年初来高値をつけた。7月に入ってからは5日、6日とストップ安で引け、調整が続く。

同社の利益剰余金は11億6600万円の赤字(2022年4月期本決算)で、今後の収益見通しも良好とはいえない。7月11日時点で東洋経済が算出する今期予想PER(※1)は128倍を超え、明らかな過熱感が漂う。短期の値幅取りを狙った投資家による需給相場とみてよさそうだ。

Shinwa Wise Holdings(2437)

美術品の公開オークションの企画・運営で国内最大手だが、近時はメタバース・NFT(※2)関連銘柄としても投資家の関心を集めている。仮想空間に江戸の街を作り、NFTアートを扱う新事業の順調な進捗が好感された。

2022年上半期の株価上昇率ランキング