四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(6月26日発表)

福岡中央銀行(8540)

前2023年3月期は、国際部門を中心とした資金運用収益の増加などにより、経常収益は前々期比18.1%増の3313億円に伸長。グループ発足以来の最高額を更新した。今秋には福岡中央銀行(8540)が傘下入りする予定で、事業規模の拡大が続く見込みだ。

フィナンシャルグループ(7167)

めぶきフィナンシャルグループ(7167)が2位。同グループも、前2023年3月期の経常収益3294億円は発足以来の最高額だった。貸付金利息の増加などにより資金運用収益が好調だったことや、株式等売却益の増加が経常収益を押し上げた。めぶきFGは茨城県地盤の常陽銀行、栃木県地盤の足利銀行を中核に、近隣県にも広域展開する。

フィナンシャルグループ(7389)

長引く低金利や地方経済の衰退を背景にして地方銀行の統合が進展している。近時では、2022年10月に愛知銀行(旧・8527)と中京銀行(旧・8530)が経営統合し、あいちフィナンシャルグループ(7389)が発足。2023年6月には、長野県地盤の八十二銀行(8359)が長野銀行(旧・8521)を子会社化した。