四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(10月14日発表)

モーニングスター(4765)

9期連続で最高益を更新するモーニングスター(4765)がランキング1位だった。収益の柱は、金融会社への投資信託関連データの販売や投信運用受託報酬。株主優待も実施する同社は株主還元に積極的だ。直近3期の配当性向はいずれも100%を超える。稼いだ利益のすべてを配当に充てた格好だ。

夢真ビーネックスグループ(2154)

開発系エンジニアと建設技術者の派遣が主軸の人材派遣会社。自己株式の取得も実施する同社も株主還元には意欲的だ。コロナ禍で当期純利益が落ち込んだ2020年6月期も配当は増額し、同期の配当性向は結果的に127.6%に達した。国際会計基準に移行1年目の今2023年6月期の当期純利益は、前期の2倍の79億円を見込み、配当の増額も期待できそうだ。

トレンドマイクロ(4704)

サイバーセキュリティ大手のトレンドマイクロ(4704)が7位。同社は配当性向70%をメドに配当を実施することを掲げ、近時の配当性向は約70〜80%だ。