8月23日これが今日の有望カブだ銘柄

「快進撃」と見出しを冠されたのが、ローツェ(6323)と新光電気工業(6967)だ。両社はともに半導体関連装置のメーカー。半導体需要の世界的な高進を背景に業績が急伸する。

ローツェは5期連続の最高益を目指し、新光電気工業は直近の3年間で売上高を約2倍に拡大させた。両社は今夏にJPX日経インデックス400への新規組み入れも決まり、名実ともに「快進撃」が続く(「最高益更新を狙う『JPX400新規組み入れ銘柄』ランキング」を参照)。

一方で、隠れた半導体関連銘柄が東洋炭素(5310)だ。同社は、熱膨張性などの特性が全方向均一、高強度が特長の「等方性黒鉛」の先駆者で、同黒鉛を素材としたカーボン製品の製造加工を手がける。半導体需要増加を受け、特殊黒鉛や複合材の売り上げが急拡大し、今2022年12月は売上高420億円、当期純利益50億円を射程にする。

新規上場の勢いで「快走」するのが、ユミルリンク(4372)、ANYCOLOR(5032)。2021年9月上場のユミルリンクは、メール配信システムで顧客企業のマーケティング活動を支援する。開発費用などの増加をこなし、今期も過去最高益に手が届きそうだ。

2022年6月上場のANYCOLORは、ライブ配信など行うVTuberグループ「にじさんじ」を運営する。今2023年4月期は、ライブ配信の総再生時間が伸びて配信収益が増勢。グッズ販売やイベント開催収益も貢献して、当期純利益は前年比36%増加の38億円を予想する。

ウィズコロナ、アフターコロナでも「快走」するのがプレミアムウォーターホールディングス(2588)。ボトル回収不要なワンウェイ方式の宅配水事業は、コロナ禍の巣ごもり需要や衛生面での顧客ニーズを捉えて成長が継続した。巣ごもり需要が収束後もテレマーケティングなどが奏功して、最高益の更新が続く見込みだ。