四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(10月1日発表)

日本郵船(9101)

高騰したコンテナ船の運賃市況を背景に、大手海運各社の前期本決算は空前の好業績となった。とりわけ、日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の大手3社は過去最高益を大幅に更新し、投資家の注目を集めた。会社四季報オンラインでは、ランキング形式で海運会社の業績を一覧にまとめ、その好調ぶりを紹介した(注の記事を参照)。

乾汽船(9308)

中小型ばら積み船を主力とする乾汽船(9308)の最新第1四半期決算は、売上高が132億9500万円(前年同期比67.6%増)、当期純利益が44億6500万円(同104.1%増)だった。引き続きばら積み船市況が好調で、前年同期を大きく上回る上々の滑り出しだ。

乾汽船は、決算発表にあわせて今通期業績予想も引き上げており、売上高は454億6500万円(従来予想比8.2%増)、当期純利益は94億7600万円(同27.6%増)を見込む。高騰する市況は下期には落ち着くとみた慎重な予想値だが、最高益を更新した前年実績が近づいてきた。