7月26日これが今日の有望カブだ銘柄

独立系SI(システム開発企業)のコムチュア(3844)は、顧客に導入したERP(基幹システム)の更新「特需」が続く。小売業需要予測などのDX(デジタルトランスフォーメーション)開発案件も繁忙。買収子会社の利益も上乗せされて、今2023年3月期も11期連続の過去最高益更新に向けて視界は良好だ。

同社は年4回の四半期配当を実施し、近年の配当性向は目標どおり45%を超える。株主優待も提供し、今期で18期連続増配を予定する高還元企業の一角でもある。

福島県が地盤のこころネット(6060)は、葬祭、婚礼、石材子会社を擁する持ち株会社。2021年3月の当期純損益は13期ぶりの赤字、前2022年3月期は黒字に復帰したが、コロナ禍の痛撃を受けた代表格だ。

同社は、M&Aで規模を拡大してきた。ただ、家族葬など葬儀は小規模化が進み、葬儀事業は苦戦する。一方、石材事業は2021年2月、2022年3月に発生した福島県沖地震の影響で、墓石の補修「特需」が続く。今2023年3月期の業績は、コロナ禍前の利益水準にまで回復しそうだ。

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