四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(6月28日発表)

JR東海(9022)

ランキング1位はJR東海(9022)。前2023年3月期の最終利益は3期ぶりに黒字復帰して、2194億円だった。収益柱の新幹線は、利用者数がコロナ禍前の比較で7割以上にまで回復。訪日観光客の利用も増加傾向とみられ、進行中の今2024年3月期も業績の回復が続きそうだ。

近鉄グループホールディングス(9041)

営業路線距離で国内最長の近鉄グループホールディングス(9041)が3位。最終利益は過去最高益を大幅更新する887億円だった。営業利益も671億円でコロナ禍前の水準を回復したが、近鉄エクスプレス(旧・9375)を連結子会社化したことに伴う特別利益が475億になり、最終利益が跳ね上がった。

西武ホールディングス(9024)

5位の西武ホールディングス(9024)の最終利益は567億円で、7期ぶりに過去最高益を更新した。西武HLDは、プリンスホテルの一部などのホテル・レジャー事業を売却。固定資産の売却益の合計805億が最終利益を押し上げた。なお、売却後のホテルも、西武グループが運営を継続する。