7月12日これが今日の有望カブだ銘柄

日本郵船(9101)

前2022年3月期の当期純利益は1兆0091億円。2021年3月期比で8698億円の増加、増加率は624.7%に及ぶ。利益急騰の立役者は、オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)社だ。

川崎汽船(9107)

商船三井(9104)、川崎汽船(9107)のコンテナ船事業を統合して誕生した。日本郵船の前期決算では、ONE社などの利益を含む、持ち分法投資利益は7426億円に上った。2021年3月期と比較すると5867億円の増加だった。

ONE社に出資する商船三井、川崎汽船の利益も急拡大した。商船三井の前2022年3月期の当期純利益は過去最高益を大幅に更新する7088億円。2019年3月期から2021年3月期までの当期純利益の単純平均が498億円であることからも、前期利益の巨額さがわかるはずだ。

ばら積み船の運航会社も負けていない。「ばら積み船(ドライバルク船)」とは、鉄鉱石などの鉱物資源やトウモロコシなどの農作物を梱包せずに船倉に積み込んで輸送する船だ。

乾汽船(9308)

2021年3月期の赤字から一転して、前期は過去最高益を更新した。ばら積み船の市況上昇により、外航海運事業は収益・採算性がともに急上昇。好採算で安定収益源の不動産事業も堅調だった。