楽天グループ、傘下の楽天銀行が東証に新規上場申請

楽天グループは4日、子会社の楽天銀行が東京証券取引所へ新規上場申請を行ったと発表した。今後、日本取引所自主規制法人による上場審査を経て、東京証券取引所から上場承認を得る必要がある。

楽天グループは同日発表した資料で、各事業の資本効率を上げながら迅速な意思決定を可能にする体制構築を通じた競争力と機動力の向上の重要性を指摘。上場を通じ、より自律的な経営視点を持ちつつ成長戦略を遂行し、独自の資金調達を含めた成長・財務戦略を検討することが可能になると考えているとしている。

また、特にフィンテック事業を展開する上で、楽天銀行が上場後も楽天グループの連結子会社であることを前提としており、今後も同グループの成長と企業価値の最大化を目指すと説明している。

国内外でフィンテックやモバイルなど70以上のサービスを展開する楽天グループは、2021年9月から楽天銀行の株式上場に向け準備を進めてきた。